2025年9月24日 アクセントクロスを一面だけ貼ると、部屋の印象はぐっと変わります。でも、費用はいくらで、どの色を選べば失敗しないのか気になりますよね。本記事は、アクセントクロス費用の早見表と、リビング・寝室・子供部屋別のおすすめ色をわかりやすく整理しました。量産と標準のグレード差や、総額の見え方も解説します。まずは一面の面積と材料費の目安を押さえ、インテリアと調和する色を一緒に選んでいきましょう。 もくじ1 アクセントクロス一面の費用相場と数量計算1.1 一面だけの面積計算と材料費の目安1.2 量産クロスと標準クロスの費用差1.3 施工費・諸経費を含めた総額レンジ2 部屋別のおすすめ色とデザイン事例2.1 リビングは落ち着いた色で高級感を演出2.2 寝室は淡色や木目調でリラックス空間に2.3 子供部屋は明るい色や柄で楽しい雰囲気に3 アクセントクロスの素材とグレード選び3.1 ビニールクロス・織物クロス・機能性クロスの特徴3.2 グレードを使い分けることでコスト最適化3.3 カーテン・家具とのコーディネート方法3.4 失敗しない貼り分けのコツと注意点3.5 壁面の選び方|入口側か奥側かで印象が変わる3.6 貼る範囲を決めるときのバランス感覚3.7 施工前にサンプルを確認する重要性4 コストを抑えつつ満足度を高める工夫4.1 量産クロスをベースに一面だけ1000番クロスにする方法4.2 複数の部屋をまとめて施工して単価を下げる4.3 見積もり時に「アクセントクロスの品番」を指定する5 まとめ アクセントクロス一面の費用相場と数量計算 アクセントクロスを一面だけ貼る費用は、面積・クロスのグレード・施工手間の3要素で決まります。6畳の部屋なら一面は7〜8㎡前後。施工費は㎡単価で計算されますが、一面だけの場合も最低工事費がかかる点に注意しましょう。 一面だけの面積計算と材料費の目安 部屋タイプ 一面面積目安 量産クロス材料費 標準クロス材料費 6畳 約7〜8㎡ 約7,000〜8,000円 約9,000〜12,000円 8畳 約8〜10㎡ 約8,000〜10,000円 約11,000〜14,000円 LDK 約12〜15㎡ 約12,000〜15,000円 約16,000〜21,000円 材料費のほかに施工費(㎡あたり800〜1,200円)と諸経費が加わり、総額は2〜4万円程度が目安です。このように、一面だけの施工でも最低工事費の影響で「思ったより高い」と感じる人も多いです。複数の部屋をまとめて依頼すると、最低工事費が1回で済むので割安になります。 量産クロスと標準クロスの費用差 量産クロスはシンプルで安価ですが、色数が限られます。 1000番クロスは質感・柄が豊富で、デザイン性を重視したい人におすすめです。 リビングや来客の多い部屋の一部に1000番クロス、その部分意外と、寝室や子供部屋は量産クロスでも十分です。1000番クロスを使用しても、一部分であれば、それほど予算を圧迫することはありません。 施工費・諸経費を含めた総額レンジ 施工費は材料費に加え、糊付け、養生、清掃費などが含まれます。 一面だけでも職人は現場に出向く必要があるため、**出張費・諸経費が加わる点を忘れずに見積もりを取りましょう**。 部屋別のおすすめ色とデザイン事例 貼る面と色を選ぶと、部屋の印象は大きく変わります。 リビングは落ち着いた色で高級感を演出 グレーやベージュ系を選ぶと家具との相性が良く、上質感が出ます。 テレビ背面の壁をアクセントにすると、空間が引き締まります。 < 寝室は淡色や木目調でリラックス空間に 寝室は落ち着きが重要。 ベージュやグレージュ、淡いブルーで心地よい空間に。 木目調のクロスはホテルライクな雰囲気を演出できます。 子供部屋は明るい色や柄で楽しい雰囲気に 星柄や明るいブルー、イエローなど遊び心のある色が人気です。 成長に合わせて張り替えしやすい量産クロスを選ぶと経済的です。 アクセントクロスの素材とグレード選び 素材や機能によって費用も変わります。 ビニールクロス・織物クロス・機能性クロスの特徴 ビニールクロスは安価でメンテナンスがしやすく、主流の選択肢です。織物クロスは高級感が出ますが、価格は2〜3倍になることがあります。防汚・消臭機能付きクロスはペットやタバコの臭いが気になる家庭におすすめです。 グレードを使い分けることでコスト最適化 壁の大部分は量産クロス、一面だけ標準クロスにするとコスパが良いです。 施工時に一度に糊付けできるため、追加費用も少なく済みます。 カーテン・家具とのコーディネート方法 床やカーテンの色とリンクさせるとまとまりが出ます。 反対色を選ぶときは面積を小さめにしてアクセント効果を調整しましょう。 失敗しない貼り分けのコツと注意点 貼る面の選び方と範囲設定で仕上がりが変わります。 壁面の選び方|入口側か奥側かで印象が変わる 入口から見える正面の壁を選ぶと空間が広く見えます。 ベッド背面や窓際など、目線が集中する面を選びましょう。 貼る範囲を決めるときのバランス感覚 梁(はり)や窓をまたぐ場合は、上下左右の余白を均等に取ると美しく見えます。面積を広く取りすぎると圧迫感が出るため注意が必要です。 施工前にサンプルを確認する重要性 カタログだけで選ばず、実際の光の下で確認しましょう。昼と夜で色味が変わるため、複数の時間帯で確認すると安心です。 業者に頼むと、大きめのサンプルを手配してくれます。 コストを抑えつつ満足度を高める工夫 予算を抑えながらおしゃれに仕上げる方法もあります。 量産クロスをベースに一面だけ1000番クロスにする方法 この方法が最も人気です。 費用を2〜3割増に抑えつつ、デザイン性を上げられます。 複数の部屋をまとめて施工して単価を下げる 同じ職人が一度で施工できるため、養生や移動の手間が減り、工事費も割安になります。 見積もり時に「アクセントクロスの品番」を指定する 品番を指定すると見積もり精度が高まり、後からの追加費用を防げます。クロスの選び方は→「クロスメーカー早見表|国内6社×海外7ブランドの“強みと弱み”を1記事で完全理解」で詳しく解説しています。 まとめ アクセントクロスは、一面だけ貼るだけでも部屋の印象を大きく変えることができます。6畳なら2〜3万円程度から施工可能で、壁全体を貼り替えるよりコストを抑えられます。 部屋別におすすめの色や柄を選ぶことで、リビングは落ち着き、寝室はリラックス、子供部屋は楽しい雰囲気にできます。サンプルを確認し、家具やカーテンと色を合わせることで、後悔のない仕上がりになります。 費用を抑えるなら、量産クロスをベースに一面だけ標準クロスにする方法がおすすめです。複数部屋を同時に施工すれば単価も下がり、全体のコスパが良くなります。 クロスのリフォームはリクテカへ