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部屋別のクロス張り替え費用【早見表】6畳・8畳・LDK

皆さんこんにちは。
リフォームをしようかなって思った時、クロスの張り替え費用って、実際いくらかかるのか気になりますよね。

しかも部屋の広さや、壁だけ天井も含めるかによって総額が大きく変わりますし、荷物移動があるとどうなるのかなど。

この記事では、6畳・8畳・LDK・トイレなど「部屋別」のクロス張り替え費用をわかりやすい表にまとめました。
さらに、「壁だけ」と「壁+天井」の差額や、量産クロスと機能性クロスの違いによる価格差についても解説します。

予算をオーバーしないためには、条件ごとの費用の変動を知っておくことが大切です。
事前に知っておけば、見積もりを取るときも慌てずに比較できます。

まずは部屋ごとの相場感を押さえて、あなたの家にぴったりのプランを考えていきましょう。

 

6畳・8畳・LDK・3LDK・トイレ・洗面所のクロス張替え費用早見表

部屋別のクロス張替え費用は、広さと部位によって大きく変わります。
相場を把握しておけば、見積もりが適正かどうか判断しやすくなります。
ここでは代表的な部屋の広さごとに、壁のみと壁+天井の費用をまとめました。

勢いあまって、タイトルにはないですけど3LDKも作ってしまいました。

部屋タイプ面積目安壁のみ費用(量産クロス)壁+天井費用(量産クロス)備考
6畳約30㎡4〜7万円5〜8万円開口率20〜25%想定
8畳約36㎡5〜8万円6〜9万円開口率・天井高で変動
1LDK約90㎡13〜20万円16〜24万円空室一括なら単価ダウン
3LDK約200㎡28〜40万円33〜48万円工期は2〜3日程度
トイレ約8㎡2〜3万円2.5〜3.5万円最低工事費の影響大
洗面所約10㎡2.5〜3.5万円3〜4万円トイレと同時施工が割安

※標準クロスは+10〜20%、機能性クロスは+30〜80%程度を目安に調整してください。
※価格はあくまで目安で、地域・業者・下地状況により変動します。

部屋タイプ壁のみ費用壁+天井費用差額率
6畳4〜7万円5〜8万円+約20〜30%
8畳5〜8万円6〜9万円+約20〜30%
LDK10〜17万円13〜20万円+約20〜30%
トイレ2〜3万円2.5〜3.5万円+約20%

天井面積は壁面積の約30%。
脚立作業と器具養生で人件費が増えるため、
差額が発生します。

6畳・8畳・LDKの相場と前提条件(天井高・開口率)

6畳の部屋では、**壁のみで約4〜7万円、天井も含めると約5〜8万円**が目安です。
8畳では1〜1.5倍、LDKは20〜30㎡程度なら10〜20万円程度になることが多いです。
前提として、天井高は一般的な2.4m、開口(窓・ドア)の割合が20〜25%の場合を想定しています。
開口が多いと面積が減るため、費用もやや下がります。

トイレや洗面所など小空間の費用感と最低工事費

トイレや洗面所は面積が小さいため、㎡単価では割高に見えることがあります。
多くの業者は最低工事費を一式計算として設定しており、**トイレだけでも2〜3万円程度かかる**ことが一般的です。
洗面所も同様で、壁と天井を合わせて3〜4万円程度が相場です。
複数の小部屋をまとめて依頼すると、最低工事費が一回で済むためお得です。

部屋数が増えるときのまとめ貼り割引と注意点

複数の部屋を一度に張り替えると、移動や養生の手間が減るため**1部屋あたりの単価が下がることがあります**。
ただし、家具移動や生活動線を確保するため、事前の荷物整理が必要です。
在宅工事の場合は日数も長くなるので、工程の詳細は→「〖クロス張替え期間〗6畳・1LDK・3LDKは何日?」で確認しておきましょう。

壁のみと壁+天井の費用差|面積ロジックと作業時間

壁だけ張り替えるか、天井も含めるかで費用は1〜2割変わります。
天井は脚立作業が増え、施工時間も長くなるためです。

面積換算の考え方|壁面積と天井面積の比率

6畳の部屋では、壁面積が約30㎡、天井面積が約10㎡程度になります。
天井を含めると、面積が約3割増えるイメージです。
㎡単価に余剰クロス、パテ処理や諸経費が加わるため、**総額では壁のみの1.2〜1.3倍**になることが多いです。

天井の施工難易度(照明・梁・勾配)の影響

照明器具の脱着、梁や勾配天井があると施工の手間が増えます。
特にダウンライトが多い部屋は器具の養生が必要で、費用が追加されることがあります。
天井の状況によっては、見積もり時に写真を送ると正確な金額が出やすいです。

壁のみ貼り替えと天井後回しのメリット・デメリット

壁だけを先に貼り替えると費用を抑えられますが、天井クロスの古さが目立つ場合があります。 また後日天井を貼ると再度養生などが必要になり、トータルコストが高くなることもあります。
見た目と予算のバランスを考えて、一緒に施工するかどうか判断しましょう。

グレード別(量産・1000番・機能性)の費用レンジ

クロスのグレードによって材料費が変わります。
目的に応じて選ぶことで、コストと機能のバランスが取れます。

量産クロスと1000番クロスの価格差

量産クロスは最も安価で、㎡あたり1,200円前後が目安です。
1000番クロスは柄や質感のバリエーションが増え、**1.2〜1.5倍程度の価格**になります。
来客の多いリビングや寝室は1000番クロスにすると見栄えが良くなります。

機能性クロス(防汚・消臭・調湿)の費用と価値

機能性クロスは防カビ・消臭・調湿機能などが追加された製品です。
材料費は量産クロスの1.5〜2倍ほどですが、**トイレやペットのいる部屋では効果的**です。
長期的な快適性やメンテナンス性を考えるとコスパは悪くありません。

グレードを使い分けてコスト最適化する方法

部屋全体は量産クロス、一面だけ1000番クロスや機能性クロスにする方法もおすすめです。
アクセントとしても効果があり、予算を抑えつつ満足度を高められます。
詳しい貼り分けのコツは→「
【安く・簡単に】一面だけのクロス張替え!おしゃれな部屋の作り方ついて解説します!」で解説しています。

マンションと戸建てで費用が変わる要因

建物種別によっても費用は変わります。
共用部の養生や駐車場の有無が影響するためです。

共用部養生・駐車場・管理申請などマンション特有費用

マンションでは共用部養生、管理組合への工事申請、駐車場手配などが必要です。
これらの作業は人件費や諸経費として数千円〜数万円加算されます。
詳しくは「マンションのクロス張替えが高くなる理由7選」で確認しておきましょう。

戸建てならではの追加費用と対策

戸建ては駐車場が敷地内にあることが多く、駐車場代は不要です。
ただし、階段のある2階や3階の部屋では材料搬入や移動の荷物移動費が増えることがあります。
大きな家具は事前に移動しておくと作業がスムーズです。

在宅・空室の施工条件による人件費の違い

在宅工事では家具移動や動線確保のため、工期が長くなります。
職人の人数や日数が増えると費用が上がることもあります。
在宅工事の詳しい費用差は、次回公開予定の「在宅/空室でいくら変わる?費用変動の実務ロジック」で解説します。

 

予算内で満足度を上げる部屋別の工夫

費用を抑えつつ満足度を上げるには、事前準備と計画が重要です。

家具移動・荷物整理で追加費用を減らすコツ

家具や荷物をあらかじめ移動しておくと、作業時間が短縮できます。
業者による家具移動は有料の場合なため、**自分でできる範囲は事前に片付けると節約**になります。

アクセントクロスを取り入れてコスパを上げる

全面張替えをせず、一面だけアクセントクロスにする方法もおすすめです。
費用を抑えつつ、おしゃれな空間を演出できます。

工期を短縮する段取りと見積もり時の依頼方法

工期を短くするには、見積もり時に工事希望日や生活スタイルを伝えることが大切です。
事前に段取りを共有しておけば、スムーズに作業が進み、追加費用も防げます。

まとめ

クロス張替え費用は、部屋の広さや壁だけか天井も含めるかで大きく変わります。
6畳の壁のみなら4〜7万円、天井も含めると5〜8万円が目安です。

また、量産クロスか機能性クロスかでも価格に差が出ます。
予算を抑えたいときは、部屋全体は量産クロス、一面だけアクセントや機能性クロスを選ぶ方法がおすすめです。

マンションは共用部養生や管理申請で費用が加算されることがあるので、見積もり前に確認しておくと安心です。
家具移動や荷物整理を自分で行えば、追加費用を減らすこともできます。

まずはこの記事で紹介した相場表を参考に、あなたの家に合った条件を整理して見積もり依頼をしてみましょう。
比較するときは含まれる工事項目をそろえると、より正確に判断できます。

クロスのリフォームはリクテカ