2025年9月22日 皆さんこんにちは。クロス張り替えのとき、「壁だけでいいかな?天井も貼ったほうがいいかな?」と迷う方は多いです。実は、天井を含めるかどうかで費用が1〜2割変わるだけでなく、見た目や仕上がりの満足度にも影響します。この記事では、壁のみと壁+天井の費用差を比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。さらに、天井を後から貼るときの注意点や、勾配天井・梁・照明などで追加費用がかかるケースも紹介します。費用だけでなく、長く住んだときの印象やメンテナンス性も踏まえて、ベストな選択を考えていきましょう。 もくじ1 壁だけ・壁+天井の費用差を比較1.1 6畳・8畳・LDKの壁のみ/壁+天井の相場比較表1.2 面積比率と作業時間から見た差額の根拠1.3 費用差が大きくなるケースと小さくなるケース2 天井クロスを貼るメリット|見た目と耐久性の向上2.1 部屋全体の統一感が出る2.2 天井の汚れや黄ばみをリセットできる2.3 一度で養生できるためトータルコストが抑えられる3 天井クロスを貼らない場合のデメリット3.1 天井だけ古く見えるアンバランス感3.2 後で貼ると再度養生費用がかかる3.3 継ぎ目が目立ちやすくなる可能性4 天井だけ後から貼るときの注意点と追加費用4.1 再度の家具移動・養生・搬入でコスト増4.2 脚立作業による安全対策の必要性4.3 天井の下地劣化が進んでいる場合の補修費用5 勾配天井・梁・照明器具で費用が変わる理由5.1 勾配天井は施工面積が増える5.2 梁や段差があると裁断と手間が増える5.3 照明器具脱着や養生の費用が追加になる6 まとめ 壁だけ・壁+天井の費用差を比較天井を含めると、壁のみの場合より1〜2割程度費用が高くなります。理由は、施工面積が増えるだけでなく、脚立作業や照明養生などの手間が増えるためです。6畳・8畳・LDKの壁のみ/壁+天井の相場比較表部屋タイプ壁のみ壁+天井差額率6畳約4〜7万円約5〜8万円+約20〜30%8畳約5〜8万円約6〜9万円+約20〜30%LDK約10〜17万円約13〜20万円+約20〜30% ※1000番クロスや機能性クロスを選ぶとさらに+10〜30%程度上がります。 面積比率と作業時間から見た差額の根拠天井面積は壁面積の約30%です。 単純な㎡単価だけでなく、脚立作業・照明取り外しなどで時間がかかるため、1.2〜1.3倍になることが多いです。 費用差が大きくなるケースと小さくなるケース梁や段差の多い部屋、ダウンライトが多い部屋では費用差が大きくなります。 逆に天井がフラットで照明がシンプルな場合は差額が小さく済む傾向です。 天井クロスを貼るメリット|見た目と耐久性の向上天井も貼ることで、部屋全体がリフレッシュされ、統一感が出ます。部屋全体の統一感が出る 壁と天井が同じタイミングで新しくなると、部屋全体が明るく見えます。一部だけ古いままだと、施工後にかえって天井の汚れが目立つことがあります。天井の汚れや黄ばみをリセットできる長年の生活で天井には煙やホコリが溜まり、黄ばみが出ます。 張り替えることで、清潔感が回復します。 一度で養生できるためトータルコストが抑えられる 壁と天井を同時に施工すれば、養生や搬入が一回で済みます。 結果的に再施工よりコストが抑えられることがあります。 天井クロスを貼らない場合のデメリット天井を貼らないと、コストは抑えられますが見た目や後々の手間に注意が必要です。天井だけ古く見えるアンバランス感壁が新しくなることで、天井の汚れや黄ばみがかえって目立つことがあります。後で貼ると再度養生費用がかかる天井を後回しにすると、もう一度養生・搬入・脚立作業が必要になり、結果的に高くつきます。 継ぎ目が目立ちやすくなる可能性 壁と天井を別々に施工すると、クロスのつなぎ目が目立つリスクがあります。 天井だけ後から貼るときの注意点と追加費用後から天井を貼る場合は、費用と段取りに注意が必要です。再度の家具移動・養生・搬入でコスト増施工日を別日にすると、家具移動や養生を再度行うため、数千円〜数万円の追加費用がかかります。脚立作業による安全対策の必要性天井施工は脚立作業が多く、家具が残っていると危険が増します。十分なスペースを確保しましょう。 天井の下地劣化が進んでいる場合の補修費用天井ボードが劣化していると補修費が追加になることがあります。 見積もり時に点検してもらうと安心です。 勾配天井・梁・照明器具で費用が変わる理由天井の形状や設備によって作業時間が変わり、費用も上下します。勾配天井は施工面積が増える勾配天井は実際の面積が広がるため、材料費と手間が増えます。 梁や段差があると裁断と手間が増える梁回りの施工は細かいカットが必要で、職人の作業時間が長くなります。 照明器具脱着や養生の費用が追加になるシーリングライトやダウンライトを外す必要がある場合、器具脱着費が加算されます。 詳細は「クロス張り替え『すべての工程』養生〜仕上げまで」で確認するとイメージしやすいです。 まとめクロス張替えでは、天井を含めるかどうかで費用が1〜2割変わります。天井も一緒に貼ると部屋全体の統一感が出て、黄ばみや汚れもリセットできます。一方で、天井を後回しにすると再度養生や家具移動が必要になり、結果的に割高になることがあります。勾配天井や梁、照明器具が多い部屋は、追加費用がかかる点にも注意しましょう。費用だけでなく、見た目やメンテナンスのしやすさも考えて、壁のみか壁+天井かを選ぶのがおすすめです。迷ったら、見積もり時に両方のパターンで金額を出してもらうと比較しやすいですよ。クロスのリフォームはリクテカへ